All the World is a Stage

ミュージカルや舞台の観劇記録や感想、自分用メモなどを書いています。今やっている作品だけでなく、過去作(円盤化作品、映画、ライビュなど)も見ます。

【観劇記録】「モーツァルト!」(2021)

 ☺「モーツァルト!」(2021)

観劇したのは、古川雄大くんと香寿たつきさんの回♡笑

千秋楽に行われた生配信は、育三郎くんと古川くんきちんと二人分観た。笑

 

二人のヴォルフを見た個人的かつ率直な感想としては、

育三郎くんの歌は本当に上手だしミュージカルらしいのだが、 この作品に関しては古川くんの方が好みだった。モーツァルトのストーリーは主人公ヴォルフガングの少年性や危うさが鍵となるので、控えめさのあまり感じられないザ・陽キャ(笑)ないくさぶヴォルフより、明るく振る舞っていながらも自信の無さが見え隠れする古川ヴォルフの方が、よりヴォルフガングという人物の多面的な魅力を引き出していたように思う。二人の素の姿を知ってしまっているせいで、舞台上での見え方にも影響があることは否めないが(笑)。

とはいえ、この作品はロックミュージカルである。ロックミュージカルには、俳優に対するミーハー心で観に行くことが推奨される、より大衆的なミュージカルという印象がある。そのため、ビジュアルの良さやアイドル性を求めて観に行くのは、仕方のないことなのである。

 

 

モーツァルトは、音楽とストーリーが本当に大好き。

初めて見たのはウィーンの新演出版(2016 ライムント劇場)で、Oedo Kuipers ウード・カイパースくん主演のもの。ここで激ハマりしてしまい、一層ミュージカル熱が高まった、そんな大切な作品。

私は、幼少期の自分をいつまでも心に宿し自己実現を追いかける主人公に似た生き方をしているため、モーツァルト!を観るとつい自分をヴォルフと照らし合わせて観てしまう。私は決して天才ではないんだけれど。同じ理由で「NINE」も大好き。「ピピン」はまぁまぁ好き(笑)これらのミュージカルは、自分の価値観が一番大事なINFP型(ユングの16性格診断)の人に刺さる作品ではないかな、なんて思っている。